ハゲの原因のほとんどはAGA
男性の約3分の1が髪のことで悩んでいる
男性の多くが抱える髪の毛の悩み。日本では男性の約3分の1が髪の毛に対する悩みを抱えているとされています。
もしかしたら「老化と共に髪の毛がハゲていくのはしょうがない」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、その髪の毛の悩みは治療で改善できる可能性があります。
AGAは治療によって改善できる
髪の毛がハゲるほとんどの理由は、「AGA(男性型脱毛症)」という脱毛症が原因とされています。
年齢とともに髪の毛が薄くなっていくことや、若ハゲになってしまうことなども、その原因のほとんどはAGAです。
そして、このAGAは治療によって改善することができる症状です。もしあなたが髪の毛に対する悩みを持っているならば、AGA治療をすることを検討してみましょう。
AGA(男性型脱毛症)とは
AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれる脱毛症です。
髪の毛が薄くなったり、生え際が後退したりするのがAGAの主な症状です。
30代~50代の中年男性に特に多くみられる症状で、老化と共に薄毛になっていく現象のほとんどはAGAが原因とされています。
AGAの典型的な症状は3パターン
AGAの進行の仕方として典型的な症状としては以下の3つがありますが、これ以外にも風呂後や枕元の抜け毛が多いのもAGAの症状の一つです。
■ U字(A字)型脱毛
前頭部(額の中央部分)から薄毛が進行し、額の生え際が後退していく。
■ M字型脱毛
額の左右部分から薄毛が進行し、額の生え際が左右から後退していく。
■ O字型脱毛
頭頂部から薄毛が進行していく。つむじハゲとも呼ばれることがある。
薄毛になる症状が出やすいのは、おでこの生え際や頭頂部です。おでこの生え際は鏡ですぐにチェックすることができるので、気になったらチェックしてみましょう。昔に比べて髪が薄くなっている気がしたら要注意です。
すでにAGAになってるかも?セルフチェックをしてみよう
AGAの進行の仕方は人それぞれですが、初期段階では共通する症状がみられることが多いです。
まずは、この初期症状が出ているかチェックしてみましょう。該当する項目がある場合、すでにAGAの進行が始まっているかもしれません。
AGAの初期症状の一つに、髪が細くなったりハリやコシが無くなるなどの「髪質の変化」があります。
昔に比べて髪のセットがしづらくなったり、髪に産毛が増えたと感じたなら、それはAGAの兆候かもしれません。
髪質のチェックをする際は、おでこの生え際・頭頂部などの「AGAの症状が出やすい部分」と、側頭部・後頭部などの「AGAの症状が出にくい部分」を比較するのがおすすめです。
また、「抜け毛の増加」や「毛量の低下」も初期症状の一つです。「お風呂の時や枕元に抜け毛が多くなった」「昔より髪のボリュームが減った」「おでこが広くなった」「髪が透けて地肌が見えるようになった」などに心当たりがある人は、AGAの初期症状が出始めている可能性があります。
AGAになっているかは、本人よりも周りにいる人が気づくケースも多いです。私の場合、美容師さんに「髪の毛にコシがなくなってきた」と言われたり、家族や友人に「なんか髪が薄くなってきてない?」と言われることが増えて、AGAを意識し始めました。
周りの人に髪について指摘されることが増えている場合は、すでにAGAが進行し始めているかもしれません。
AGAは10代・20代の若いうちに発症することも!
AGAは年齢に関係なく発症する脱毛症です。
「薄毛になるのは40代や50代の中高年になってから」というイメージがあるかもしれません。
実際、年齢を重ねるほどAGAを発症する確率は高まりますが、中には20代や30代でもAGAを発症する場合もあり、早ければ10代でも発症することもあります。
たとえ若くてもAGAの兆候が見られた場合、「まだ薄毛になる年齢ではないだろう」と放置するのではなく、AGAの可能性を疑いましょう。
「AGAかも?」と思ったら、すぐにカウンセリングを受けよう
自分がAGAの可能性があると感じた場合には、一度クリニックへカウンセリングへ行くことをおすすめします。
AGAは進行性の脱毛症で、自然に治ることはありません。もしAGAが発症していた場合、何の対策もしなければ将来的に薄毛になるリスクは高まることになります。
まずは薄毛になるリスクを減らすためにも、クリニックで診察してもらい、自身がAGAなのかを確認してもらうことがおすすめです。
AGAでなければ不安は解消されますし、勘違いではなく本当にAGAであれば早期に治療を開始することができます。
薄毛のほとんどはAGAが原因ですが、中にはAGA以外の病気が原因の場合もあります。その場合は、何の対策もせずに放置しているとどんどん病気が進行してしまいます。
病気のリスクを減らすためにも、薄毛が気になり始めたら一度クリニックで検査してみるのが良いでしょう。
AGA治療を早めにした方がいい5つの理由
AGAは発症したら早めに治療することを強くおすすめします。その大きな理由としては以下の5点があります。
- いま残っている髪を守るため
- 早く始めた方が治療費が抑えられるため
- ヘアサイクル(毛周期)には限界があるため
- 髪の悩みや不安を解消できるため
- 周りの人に気づかれずに治療できるため
理由1:いま残っている髪を守るため
AGAは進行性の脱毛症で、自然に治ることはほぼ無いと言われています。
もしもAGAを発症してしまった場合、何の治療もせずにいると薄毛は確実に進行してしまうでしょう。
そのため、薄毛が広がっていないAGA初期段階での治療は、今残っている髪を守るためにも非常に重要になってきます。
薄毛の広がるリスクを減らすためにも、AGA治療は早めにすることがおすすめです。
治療をするか迷っている間にも、AGAはどんどん進行しています。早めの決断が吉でしょう。
理由2:早く始めた方が治療費を抑えることができるため
AGA初期段階での治療であれば、AGAが進行したときと比べて治療費を抑えることができる可能性が高いです。
基本的に、最初は「薄毛になった髪の毛を元に戻すこと」を目標として治療を開始します。この際にかかる治療費は、AGAが進行していればいるほど高くなる傾向があります。
AGA治療で使われる薬には、「抜け毛を抑える薬」と「発毛を促す薬」の2種類があります。
すでにAGAが進行した髪を元に戻す治療の際は、基本的にはこの2種類の薬を併用してAGA治療を行います。
しかし、薄毛が進行していない初期の段階であれば「抜け毛を抑える薬」のみでも治療効果を期待できます。そのため、AGAが進行してから治療するより治療費を抑えることができます。
AGAの治療方法は、AGAの進行具合によっても変わってきます。
AGAが進行しすぎていると薬による治療の効果が無いことがあり、そのような場合には自毛植毛のような高額な治療をする必要が出てきます。
AGA治療は、薬治療だけで済む初期段階に治療を開始するのがベストで、コストを抑えることができます。
理由3:ヘアサイクルの回数には限界があるため
髪の毛には成長してから抜け落ちるまでの周期があり、これをヘアサイクル(毛周期)と呼びます。
そして、このヘアサイクル(毛周期)は一生のうちで回数が決まっているとされており、生涯で15~20回程度繰り返すと言われています。
ヘアサイクルの回数が限界に達してしまうと、髪の毛はもう生えてこなくなり、この状態になるとAGA治療を行っても効果を期待できません。
ヘアサイクルは本来2~6年周期で起こるのですが、AGAに発症するとヘアサイクルを乱してしまい、通常より短い期間で髪の毛が抜け落ちるようになってしまいます。
そして、そのままAGAを放置すると生涯で起こるはずだったヘアサイクルを全て消費してしまいます。
そのようにならないためにも、ヘアサイクルの回数が残っているAGA初期段階で治療を開始することがおすすめです。
理由4:髪の悩みや不安を解消できるため
AGAの早期治療は、髪の悩みや不安から解放されるというメリットもあります。
髪の悩みはデリケートな問題で、自身が薄毛になっていることを自覚すると、日常生活で髪を気にすることが増えたり、薄毛が進行する不安からストレスを感じる人も多く、人によっては髪の毛がコンプレックスとなることもあります。
ストレスはAGAの進行を早める原因にもなるうえ、AGAの進行以外にも体に悪影響を及ぼします。
そのようなストレスを解消するためにも、髪の毛が気になり出したら、クリニックで診察してもらうことがおすすめです。
理由5:周りの人に気づかれずに治療できるため
AGA初期段階で治療をすれば、周りの人に気づかれずに治療することも可能です。
AGAを発症してしまった時、自分が薄毛になり始めているということを周りの人に知られたくないという人も多いかと思います。
しかし、初期段階では髪型などで誤魔化せても、薄毛が進行してしまうと隠しようがなくなってしまいます。
AGA治療には薄毛の進行を抑える効果もあるので、薄毛の進行していない早い段階で治療を開始すれば、今以上に薄毛の範囲が広がるリスクを抑えることもでき、周りの人に気づかれずに治療をすることもできます。
AGA治療は早期に始めるほど効果が期待できるため、薄毛や抜け毛に気づいたら早めにクリニックで相談することをおすすめします。
治療は進行を遅らせることができますが、完全に失われた毛髪を再生することは難しいため、早期対策が重要です。
AGAは完治しない! 治療が一生続くこともあります
AGA治療の終わりは?完治する?
AGA治療は、髪の毛が元のふさふさの状態になった時点で終了すると思っている人が多いかもしれません。
しかしそれは間違いで、髪の毛を維持するためにもAGA治療を続ける必要があります。
現代の医療ではAGAは1度発症すると完治することは無いと言われています。
一般的に「AGA治療」とは発毛を促したり、抜け毛を減らすことによってAGAの進行を抑える治療であり、根本的にAGAを直すものではありません。
そのため、AGA治療をやめてしまうと再度薄毛が進行してしまう可能性が高いです。
人によっては、AGA治療で髪の毛がもとに戻ったらいったん治療を止めて、再度AGAの兆候が見られたら治療を再開するといった方法を取る人もいます。
どのようにAGA治療を続けるかは人によって様々ですが、「髪の毛を維持するためには、継続的または定期的にAGA治療が必要になる」ということは覚えておきましょう。
AGA治療は「抜け毛を抑えるための治療」と「発毛のための治療」がある
AGA治療は大きく分けると2つの治療があります。
髪の毛に抜け毛が増えないようにするための維持療法(抜け毛を抑えるための治療)と、髪の毛が再度生えるようにするための発毛治療(発毛のための治療)です。
それぞれ、治療費や治療期間などが異なるため、AGA治療をする際はこの2つの治療の違いについて理解しておくことが重要です。
AGA治療は健康保険の適用外です。治療費は全額自己負担となりますので注意しましょう。
① 維持療法
維持療法とは、髪の毛の抜け毛を防止するための治療です。
発毛治療で髪の毛が戻ったとしても、その毛が今度抜けないわけではないので、再度薄毛にならないようにするためには維持療法をする必要があります。
基本的には発毛治療の効果が出て髪が生えるようになった後は、維持治療に移行するケースが多いです(医師の判断や本人の意思にもよります)。
治療費は、薬による治療の場合、月額3,000~10,000円程度が相場です。
治療期間は、本人の判断にもよりますが、髪の毛をずっと維持したい場合は生涯続くことになります。
正確には「抜け毛の防止」というよりは「毛包のミニチュア化を防止」するための治療ですが、この記事では「抜け毛の防止」と記載していきます。
毛包のミニチュア化とは、AGAが進むことによって毛球が大きく育たず、毛包が小さくなり細くコシのない毛に変化することです。
ミニチュア化が進むと毛が抜けやすくなるので、ミニチュア化を防ぐことによって結果的には抜け毛を防ぐことに繋がります。
② 発毛治療
発毛治療とは、AGAで薄毛になった髪の毛を再度生えるようにするための治療です。
AGAの進行度によって治療法・治療費・治療期間などが異なりますが、基本的には薬による治療が一般的です。
治療費は、薬による治療の場合、月額約8,000~30,000円程度が相場です。
治療期間は、効果が出るまで個人差がありますが、約3ヶ月~1年ほどとされています。
AGA治療を「いつまで」「どのように」続けていくかは人それぞれ
維持療法は髪の毛を維持したい場合は生涯続くことになりますが、医師や個人の判断でどう対応するか変わってきます。
AGA治療をする際は、維持療法をいつまで続けるか、どのように続けるかも考えておいた方がよいでしょう。
維持療法のやり方は、「一定の年齢まで継続的に薬を服用する」「髪が生えてきたら治療を中断して、AGA再発の兆候が見られたら再度治療を開始する」など、対応は人それぞれです。
何歳まで髪の毛を維持したいかや予算なども踏まえて、AGAと生涯どのように付き合っていくかを考えることが大切です。
AGAの薬に関する基礎知識!どんな薬がある? 副作用は?
AGA治療は「発毛治療」と「維持療法」に分かれますが、「発毛治療」の方法はAGAの進行度や予算の都合などにより変わってきます。
一般的にクリニックで行われる発毛治療には以下のようなものがあります。
- 薬治療:内服薬・外用薬
- 育毛メソセラピー・HARG療法:成分を直接頭皮に注入
- LED治療・レーザー治療:LEDやレーザーを頭皮に照射
- 自毛植毛:毛がある部分からない部分へ移植
AGA治療は薬治療が基本!覚えておきたい3つの薬
AGA治療は、維持療法にせよ発毛治療にせよ薬による治療が一般的です。
AGA治療によく使われる薬の成分は以下の3つです。
- フィナステリド(抜け毛を抑える)
- デュタステリド(抜け毛を抑える)
- ミノキシジル(発毛を促す)
AGA治療をする際はこの3つの特徴を覚えておきましょう。
1. フィナステリド
フィナステリドは、抜け毛を防止して、ヘアサイクルを元にもどす効果があるとされています。
基本的には内服薬として服用されることが多いですが、外用薬として使用されることもあります。
費用相場としては月額3,000円~10,000円ほどで、副作用は性機能障害や肝機能障害などがあります。
2. デュタステリド
デュタステリドは、抜け毛を防止して、ヘアサイクルを元にもどす効果があるとされています。
基本的には内服薬として服用されることが多いですが、外用薬として使用されることもあります。
費用相場としては月額5,000円~12,000円ほどで、副作用は性機能障害や肝機能障害などがあります。
フィナステリドとの違いは、デュタステリドの方が治療効果が高いという点です。ただし、価格と副作用のリスクはフィナステリドよりも高い傾向があります。
3. ミノキシジル
ミノキシジルは、発毛や髪の成長を促す効果があるとされています。
内服薬と外用薬があり、どちらも発毛治療でよく使われます。
費用相場としては月額5,000円~15,000円ほどで、副作用はめまいや頭痛や動悸・息切れ、多毛症などがあります。
AGA治療においてフィナステリドとミノキシジルの併用は一般的な治療法の一つです。
フィナステリドはDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることで脱毛を予防し、ミノキシジルは毛母細胞を刺激して発毛を促進します。
ただし、治療は個人の状態によって異なるため、医師の診断のもとで適切な治療法を選択することが重要です。
ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後に製造販売される、先発医薬品と同じ有効成分を含んだ薬のことです。
ジェネリック医薬品のメリットは、先発医薬品と同等の効果を持っていながらも費用を安く抑えられる点です。
AGAの治療薬の主なジェネリック医薬品は以下のようなものがあります。
- プロペシア(フィナステリド)
- ザガーロ(デュタステリド)
- アボルブ(デュタステリド)
- リアップ(ミノキシジル外用薬)
- ロゲイン(ミノキシジル外用薬)など
この他にもジェネリック医薬品があるので、AGA治療の費用を抑えたい人はジェネリック医薬品を取り扱っているクリニックを選ぶことがおすすめです。
AGA治療薬には多くのジェネリック医薬品がありますが、ミノキシジル内服薬にはジェネリック医薬品が無いことは覚えておきましょう。
ミノキシジル内服薬は治療薬として国内で認可されていないため、まだ先発医薬品が無いためです。
ただし、ミノキシジル外用薬にはジェネリック医薬品があります。
ジェネリック薬品はオリジナルの特許が切れた後に製造される薬で、同じ有効成分を含んでいますが、価格がオリジナル薬品よりも安いことが一般的です。
効果に関しては同等とされていますが、製造メーカーや添加物が異なる場合があるため、個々の反応には差が出ることがあります。
AGA治療薬による副作用
AGA治療薬には副作用がありますが、基本的に発生する可能性は低い傾向となっています。
AGAクリニックでは、万が一副作用が起こっても保証してくれる制度を採用していることも多いです。気になるクリニックがあれば保証制度があるかも確認しておきましょう。
AGA治療薬の副作用には、性欲減退や勃起不全などの性機能に関するもの(フィナステリド)、頭痛や心臓への影響(ミノキシジル内服薬)、体毛の増加(ミノキシジル内服薬)、頭皮のベタつき(ミノキシジル外用薬)などが報告されています。
副作用の発生は個人差があり、心配な場合は医師に相談することが重要です。
薬を飲み始めてすぐは「初期脱毛」が起こることも
AGA治療薬を服用し始めると、最初のうちは抜け毛が増えてしまう場合があります。
これは「初期脱毛」と呼ばれる症状で、薬による治療を開始した人の多くの人に現れます。
副作用で抜け毛が増えているわけではなく、薬が効いてヘアサイクルが正常に戻ろうとしているから起こる症状なので心配はいりません。
抜け毛が増えて不安になるかもしれませんが、「初期脱毛」は一時的な症状なので、薬治療の初期の段階で抜け毛が増えたからと言って治療をやめることはおすすめできません。
フィナステリドとミノキシジルに関する初期脱毛の情報には混乱があるようです。
一般的にはミノキシジルの使用開始時に初期脱毛が見られることがありますが、フィナステリドについてはそのような報告は少ないです。
しかし、クリニックによっては異なる情報を提供している場合があるため、信頼できる情報源からの確認が重要です。
発毛治療と維持療法で使われる薬
どの薬を服用すべきかは医師と相談すべきですが、治療目的やAGAの進行度によって飲む薬は変わってきます。
髪の毛を増やすためにする「発毛治療」では、フィナステリドやデュタステリドなどの「抜け毛を抑える薬」と、ミノキシジルなどの「発毛を促す薬」を組み合わせて使用することが多いです。
組み合わせて使用することで、AGAの治療効果を高めることができます。
AGAが進行しないようにする「維持療法」では、フィナステリドやデュタステリドなどの「抜け毛を抑える薬」を飲み続けることが一般的です。
AGA初期段階の薄毛がまだ広がっていない状態のときは、「発毛を促す薬」は服用せずに、「抜け毛を抑える薬」であるフィナステリドやデュタステリドなどを服用するだけでも治療効果を期待できます。
AGA治療薬の個人輸入はリスクがたくさん!
最近ではネットでAGA治療薬を個人輸入することができる場合もあります。AGAクリニックに行くより安く購入することができ、魅力的に映るかもしれません。
しかし、個人輸入で手に入れた薬はリスクがあるためおすすめはできません。
個人輸入で購入できる薬は粗悪品や偽造品である可能性があり、届いた薬を見ても見分けることが難しいです。
また、服用方法についても個人で判断するしかなく、誤った方法で服用してしまうリスクがあります。
もし届いた薬が本物ではない場合や服用方法に誤りがあると、健康被害や副作用が起きる可能性があり、そのような被害が起きても保証制度もなく自己責任となってしまいます。
もし安全にAGA治療をしたいのならば、AGAクリニックを受診し、医師に相談して処方された薬を服用することがおすすめです。
AGA治療薬を購入する際には、信頼できるクリニックや医師から処方された薬を使用することが重要です。
また、個人輸入などで購入する場合は、偽物や品質が不確かな薬に注意し、安全性を確認する必要があります。
治療はAGA専門のクリニックで!おすすめする5つの理由
薄毛の治療は皮膚科や内科などの一般の病院でも治療できることがありますが、薄毛の原因がAGAの場合にはAGAに特化した専門のクリニックで治療をすることがおすすめです。
AGA専門クリニックをおすすめするのには、主に以下の5つの理由があります。
理由1:自分に合ったAGA治療ができる
一般病院で行なうAGA治療は、薬を服用する投薬治療が一般的です。
しかし、基本的に投薬治療以外のAGA治療はしておらず、血液検査や遺伝子検査などをするような病院もほとんどありません。
一方AGA専門クリニックでは、投薬治療以外にもメソセラピーや自毛植毛など、様々な選択肢から自分に合った治療をすることができます。
また、血液検査や遺伝子検査にも対応していることが多く、より専門的な治療をすることが可能となっています。
理由2: AGA治療薬の種類が豊富
一般病院で行なう投薬治療ではフィナステリドを使った治療がよくされており、デュタステリドやミノキシジルなどを使用する病院は少ないです。
また、ジェネリックのAGA治療薬であれば、通常のAGA治療薬より費用を安く抑えることができますが、ジェネリックに対応している一般病院も少ないです。
AGA専門クリニックでは、基本的にフィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルなどの様々な治療薬を処方しており、ジェネリックのAGA治療薬を処方するクリニックも多いです。
また、医師が患者に合わせて薬の提案をしてくれるので、AGAの進行具合や予算に合った薬を使ってAGA治療をすることができます。
理由3:AGA治療に精通した医師がいる
AGA専門のクリニックでは、AGA治療の実績や専門的な知識を持った医師が診療してくれます。
AGAに精通している医師であれば、患者に合ったAGA治療プランの提案や、治療の経過の確認、副作用の対処など、AGA治療に関するあらゆることを適切に対応してくれます。
一般の皮膚科や内科の先生は、AGA以外の治療をメインにしており、AGA治療に関する専門的な知識や実績を持った先生は少ないです。
AGA以外が原因の薄毛であれば一般病院で治療をした方が良いですが、AGAの治療に関しては、AGA専門のクリニックで治療した方がより手厚いフォローやサポート受けることができます。
薄毛の原因はAGA以外にも、円形脱毛症・粃糠(ひこう)性脱毛症・脂漏性脱毛症・圧迫性脱毛症・神経性脱毛症などがあります。
これらの病気が原因で薄毛になっている場合には、AGA専門クリニックではなく一般の病院で治療した方が良いでしょう。
理由4:発毛・育毛の効果も期待できる
一般病院で行なうAGA治療は、発毛や育毛に効果があるというよりは、今以上にAGAが進行しないようにする「現状維持のAGA治療」が中心です。
一方でAGA治療専門のクリニックでは、薄毛になる前の髪の毛の状態に戻すことを目標とした治療をすることができます。
もし、薄毛になった髪を昔にように戻したい人や、髪の毛にハリやコシを取り戻したいという人は、AGA専門のクリニックでする治療の方が効果を期待できるでしょう。
理由5:一般の病院でも健康保険は適用されない
AGA治療は原則として健康保険が適用されない治療です。これは、一般の病院とAGA専門のクリニックのどちらにも言えることで、どの病院でAGA治療をしても保険が適用されることはありません。
一般の病院でAGA治療をすれば保険適用できると勘違いしている人も多いので、間違えないように注意しましょう。
一般の病院でもAGA専門クリニックでも保険は適用されることは無いので、AGAの治療をしたいのであれば、専門性の高いAGAクリニックで治療を受けることがおすすめです。
失敗しないために!AGA治療クリニックの選び方 5つのポイント
AGAクリニックを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
1. 薬だけで治せる? 自分に合ったAGA治療法を見つけよう!
まずは検査を受けて、自分に合ったAGA治療法が何かを知ろう
AGA治療ができる多くのクリニックでは、AGA治療をする際には血液検査を受けることを推奨しており、クリニックによっては必須となっていることもあります。
これは、血液からAGA治療に関する多くの情報を得ることができるからです。
自分に合ったAGA治療をするためにも、最初にクリニックで血液検査を受けるのがおすすめです。
血液検査を行うべき理由は以下のようなものがあります。
検査をする理由1:薄毛の原因がAGAであるか調べるため
血液検査をすることで、薄毛の原因がAGAであるかを診断することができます。
薄毛になる原因はAGAだけではないため、他の病気が原因で薄毛になっている可能性もあります。
もしAGA以外の病気が原因であった場合、AGA治療をしても効果は出ることは無く、その間に病気が進行してしまうリスクがあります。そのようなことを防ぐためにも、検査をして薄毛の原因を調べることは重要です。
検査をする理由2:薬による治療ができるか調べるため
AGA治療は薬による治療が基本ですが、体質や体の状態によっては薬は服用しない方が良い場合があります。
そのため、安全に薬を服用できるか調べるためにも、事前に血液検査をすることが大切です。
また、薬の治療効果には個人差がありますが、検査結果を参考にある程度の薬治療効果の予測を立てることができるといったメリットもあります。
血液検査の結果だけでは完全な予測は難しいですが、医師としても患者に合った薬を処方しやすく、治療の効果が高まる期待ができます。
検査をする理由3:遺伝的にAGAになりやすいか調べるため
クリニックによって異なりますが、遺伝子検査をするために血液を検査をすることもあります。
AGAは、薄毛を引き起こす男性ホルモンが原因の一つとされていますが、この男性ホルモンの影響を受けやすいかは遺伝子によって変わってきます。
そのため、遺伝子を検査をすることによって、AGAを発症しやすいかを調べることができます。
AGAを発症しやすいか知ることができれば、発症しているかの判断材料にもなり、AGA予防などの対応も取りやすくなります。
遺伝は母親の影響が強い!母方の祖父が薄毛の場合はAGAになりやすい
薄毛になりやすい遺伝子かどうかは、父親より母親の影響が強いと言われています。
具体的に言えば、母方の祖父・曾祖父が薄毛の場合には、薄毛になる確率が高くなりやすいです。
母方の祖父が薄毛の場合には、薄毛になりやすい遺伝子を受け継ぐ確率は50%ほどとされています。
遺伝子を受け継いでいても必ずしも薄毛になるわけではないですが、「母方の親族に薄毛の人がいれば自分も薄毛になりやすい」ということは覚えておいた方が良いでしょう。
AGA治療の血液検査の流れ
クリニックで血液検査を受けるまでのステップは、以下のようになっていることが多いです。
遺伝子検査も同時にしてもらう場合は、別途費用がかかることもあるので、事前に確認しておきましょう。
ステップ①:クリニックの予約
AGAクリニックの多くは予約制となっています。あらかじめ電話やホームページで予約をして、スムーズに受診できるようにしましょう。
また、当日は検査以外にも問診やカウンセリングも行なうので、時間に余裕がある日を選択するようにしましょう。
ステップ②:問診表の記入
受付をしたら、最初に問診票の記入をします。内容はクリニックによって変わりますが、基本的には薄毛の状態や生活習慣について記入することが多いです。
「親族に薄毛の人がいるか」という質問があることも多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。
ステップ③:診察・カウンセリング
記入した問診票を参考にして、医師が診察・カウンセリングを行います。
薄毛の進行状態を確認したり、検査の方法や治療法について説明してくれます。
ステップ④:血液検査
一般的な血液検査と同じように、注射器で血液を採取します。
結果が出るまで1週間ほどかかるため、検査当日に結果はまだ分かりません。
結果が出た後に再度クリニックを受診して、治療の方針を決めることになります。
クリニックで行なう血液検査以外にも、検査キットや採決キットなどを使って自宅で検査をする方法もあります。
検査キットは、ネット通販やクリニックで取り扱っており、血液ではなく髪の毛や唾液を採取をして検査機関に送ることによってAGA検査をすることができ、検査結果が出るまで数週間~1ヶ月程度かかります。
また、クリニックによっては自宅でできる採決キットを取り扱っていることもあります。
医師と相談して、自分に合った方法でAGA治療をしよう!
AGAの進行具合・検査結果・予算などによって、AGAの治療方法は変わってきます。
医師と相談して、自分に合った治療方法で効率よくAGAを治療できるようにしましょう。
2. AGAは長期治療!継続的に治療できる価格かチェック
AGA治療は長期間にわたって行うため、治療費がどれほどかかるのかを把握しておいた方が良いです。
多くのAGAクリニックでは、薬は月額制となっていることが多いので、あらかじめ無理なく治療を継続できる料金か確認しておきましょう。
また、診察料や検査費などが別途必要になる場合もあるので、合わせて確認しておくと良いでしょう。
AGA治療費の内容
AGA治療費の内訳は主に以下となります。
➀ 診察料
診察料とは、医師に診察をしてもらう際に発生する費用です。基本的にAGAクリニックでは、数ヶ月に1回は病院で診察を受ける必要があるため、そのたびに診察料が発生します。
料金相場は、初診料は無料~5,000円程度、再診料は1,000円~3,000円程度となっています。
➁ 検査費
検査費とは、AGA治療に関する検査をする際にかかる費用です。検査の方法はクリニックによって様々ですが、血液検査や遺伝子検査をしているクリニックが多いです。
料金相場は、血液検査が5,000円~10,000円程度、遺伝子検査が15,000円~30,000円程度となります。
③ 薬代
薬代とは、AGA治療で処方される薬の費用です。
AGAは薬による治療がメインとなることが大半です。
処方される薬の種類はAGAの進行状況などによって異なりますが、料金相場は、発毛治療の場合は月額8,000~30,000円、維持療法の場合は月額3,000~10,000円程度です。
④その他
AGAの進行状況によっては、メソセラピーや自毛植毛などでの治療となり、別途費用が発生します。
また、クリニックによってはサプリや育毛シャンプーの使用を勧められることもあり、その分の費用も別でかかります。
治療費は安く済むのが一番ですが、ただ安ければ良いというものでもありません。料金以外の重視すべきポイントとして、クリニックの雰囲気・カウンセリングが丁寧か・アフターケアはちゃんとしてくれるかなどがあり、安心して治療を受け続けられることも大切です。
AGAは長期治療になるので、クリニックは料金だけで選ぶのではなく、信頼できるクリニックかどうかも踏まえて選びましょう。
「発毛治療」だけではなく、「維持療法」の値段も考えるのが大事
発毛治療(発毛のための治療)を行うと、3ヶ月~1年ほどで効果が出ることが多いです。
しかし、その後の維持療法(抜け毛を抑えるための治療)は、髪の毛を維持したい限りは一生続くとされています。
そのため、AGAの治療費について考える際も、髪の毛が生えたら終わりではなく、髪の毛を維持したい場合にはAGA治療を続けなければならないことを忘れないようにしましょう。
薬での治療の相場は以下のとおりです。
- 発毛治療 … 月額8,000円~30,000円程度
- 維持療法 … 月額3,000円~10,000円程度
AGA治療費を安く抑えるポイント
AGAは長期治療であり、健康保険も適用されないため、治療費が想像以上に高く感じた人もいるかもしれません。
そこで、費用面での負担を少しでも減らすために治療費を安く抑えるポイントをご紹介します。
安く抑えるポイント➀ ジェネリック医薬品を取り扱っているクリニックを選ぶ
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後に製造販売される、先発医薬品と同じ有効成分を含んだ薬のことです。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同等の効果を持っていながら薬代を安く抑えることができます。
ただしクリニックによっては、ジェネリック医薬品を取り扱っていない場合もあります。
安く抑えるポイント➁ 初診料や検査費用などの初期費用が安いクリニックを選ぶ
AGA治療を開始する時には、初診料や検査費用などが発生しますが、この価格はクリニックごとに異なります。
初診料や検査費用などの初期費用が掛からないクリニックを選ぶのも、AGA治療費を安く抑えるポイントです。中には初診料や検査費用などが無料のクリニックもあります。
安く抑えるポイント③ 早めに治療を開始する
AGAの治療費を抑えるには、早めに治療を開始することも大事です。
AGAは、基本的に症状が進行していればいるほど、治療費が高くなります。これは、AGAが進行していればいるほど、発毛をするために必要な薬や治療が増えてしまうためです。髪を元に戻すために必要な治療期間も長くなるので、結果的に治療費が高くなることが多いです。
一方、初期段階から治療を開始できれば、治療に必要な薬も少ないので、コストを抑えることができます。
クリニックにもよりますが、キャンペーンや薬のまとめ買いなどによって割引をしていることもあります。
初回割引・モニター割引・乗り換え割引などもあるので、気になるクリニックがあればキャンペーン情報を確認してみましょう。
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AGA治療は自由診療!健康保険は適用されない
AGA治療は基本的には健康保険が適用されることはなく、全額自己負担となります。
AGA治療は健康に大きな影響を与える病気ではないため、美容整形などと同じように保険の適用外です。
これは、一般の病院とAGA専門のクリニックのどちらにも言えることで、どの病院でAGA治療をしても保険が適用されない点は同じです。
AGA治療は、原則として医療費控除も適用されないので注意しましょう。AGA以外の病気が原因で薄毛になった場合には適用されることもあるので、気になる人は税務署に確認しましょう。
治療費や治療法がクリニックによって違うのはなぜ?
AGAの治療費や治療法はクリニックによって異なります。
その理由は、AGA治療はクリニックが治療費を決めることができる「自由診療」だからです。
自由診療は保険が適用されないため、治療費が高額になりやすいのですが、保険の制限に縛られず様々な治療法から自分に合った治療をできるといったメリットもあります。
AGA専門クリニックでも、クリニック独自のAGA治療法を提供している場合があります。料金だけではなく、治療内容にも注目してクリニックを比較してみることがおすすめです。
AGA治療薬の価格はクリニックや購入方法によって大きく異なります。
一部のクリニックではオーソドックスな薬が比較的安価で提供されていますが、成分や濃度を変更すると価格が上がることがあります。
また、個人輸入などを利用すると、さらにコストを抑えることが可能ですが、品質や安全性を確認することが重要です。
3. クリニックには何度も通うことになる!通いやすさやプライバシーも大切
AGA治療は長期的な治療になるため、何度もクリニックに通う必要があります。
ある程度効果が出たからといって治療をやめてしまうと、AGAが再度進行してしまう可能性もあるため、無理なく長期的に通いやすいというのも大切なポイントになります。
駅からの距離・駐車場の有無・家や職場からの距離などを確認することはもちろん、周囲の人の視線が気になる場合には、プライバシーに配慮しているクリニックを選びましょう。
無理なく長期的に通いやすいクリニックのポイント
ポイント① 通院しやすい場所にあるか
クリニックには定期的に何度も通うことになるので、通院しやすい場所のクリニックを選びましょう。
自宅や職場から通いやすい場所か、電車で通院する場合には駅からの距離、車で通院する場合には駐車場の有無も確認しておきましょう。
ポイント② 休診日や診療時間がライフスタイルに合っているか
無理なく通える時間に診察しているか、休診日や診療時間もチェックしておきましょう。
土日祝も診察していれば休みの日に通いやすく、夜遅くまで診察しているクリニックであれば仕事帰りなどに通うこともできます。
ポイント③ 予約やキャンセルがしやすい
予約ができるクリニックであれば、待ち時間もなくスムーズに診察をすることができます。最近ではオンラインで予約できるクリニックも増えています。
気になるクリニックがあれば、実際に予約システムを確認してみて、使いやすいかをチェックしておくのがおすすめです。
また、予約のキャンセル方法がどうなっているかも見ておくと良いでしょう。
ポイント④ プライバシーに配慮している
治療をしていることを知られたくない場合には、プライバシーに配慮しているクリニックを選べば周囲の目を気にすることなく通うことができます。
完全予約・個室制のクリニックなら、人に会うリスクを減らすことができます。
他にも、クリニックの入口を男女で分けていたり、待合室で他の人と会わないように工夫しているクリニックもあります。
4. オンライン診療ができるAGAクリニックがおすすめ!
オンライン診療ができるクリニックがおすすめです。
オンライン診療とは、スマホやパソコンのビデオ通話で医師に診察をしてもらう方法で、薬も家まで届くため、自宅にいながらAGA治療をすることができます。
オンライン診療のメリット
メリット1:全国どこでも診察できる
オンライン診療の大きなメリットは、スマホかパソコンさえあれば全国どこでも診察してもらえる点です。
自宅はもちろん、外出している時のちょっとした空き時間や仕事の休憩時間などでも診察を受けることができ、忙しくて病院に行く暇があまりないという人にもおすすめです。
通院をする必要がないので、クリニックに行くまでの交通費や移動時間も節約することができます。
メリット2:待ち時間が無い
オンライン診療は基本的に予約制となっており、予約した時間になったらスムーズに診察を受けることができます。
また、支払いはクレジットカードや銀行振込ですることが多く、診察が終わった後に支払いをするまで待つ時間もありません。
通院する場合と比べると、1回の診察に掛かる時間が短い点もオンライン診療のメリットです。
メリット3:プライバシーが守られる
AGA治療をしていることを人に知られたくないという方も多いかと思いますが、オンライン診療ではその点も安心です。
オンライン診療なら、自宅や車の中など、他に人がいない状況で診察を受けることができます。
メリット4:薬を家まで配送してくれる
オンライン診療では、ほとんどのクリニックで薬を自宅に配送してくれます。
クリニックによっては、最短即日で発送してくれることもあり、診察してからすぐにAGA治療を始めることができる点もメリットです。
ただし、薬ではなく処方箋を発送するクリニックもあり、その場合は自分で薬局に薬を取りにいかなければなりません。薬と処方箋のどちらを発送してくれるかは、あらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。
薬の送り主名をクリニック以外の別の名前に変えたり、送り先をコンビニにするといったサービスを行なっているクリニックもあります。
家族にAGA治療をしていることをバレたくない人は、そのようなサービスをしているかも確認してみましょう。
メリット5:予約は24時間対応
基本的にオンライン診療では、24時間いつでもオンラインで予約をすることができます。
電話予約の場合はタイミングが合わずなかなか予約を取れないこともありますが、オンラインならばちょっとした空き時間に予約を取ることができます。
AGA治療では定期的に診察を受ける必要があるので、予約がしやすいシステムになっているかもチェックしておきましょう。
髪の毛を維持したい場合には、AGA治療を一生続ける必要があります。
私自身もオンライン診療でAGA治療をしていますが、何度もクリニックに行く手間や時間のことを考えると、自宅で気軽に診察することができるオンライン診療のメリットは想定以上に大きいと感じています。
オンライン診療のデメリット
医師に直接頭皮の状態を見てもらえない
オンライン診療は画面越しの診察となるため、医師に直接頭皮の状態を見てもらうことはできません。
そのため、AGAの症状を正確に診療してもらうことは難しい場合があります。
もしも、AGAが大きく進行していたり、頭皮の状態で不安があるなら、直接クリニックに行って問診を受けることをおすすめします。
薬以外の治療ができない
オンライン診療では、薬治療以外のAGA治療はできません。
AGAは薬治療が基本ですが、進行状況などによっては他の治療法をした方がいい場合があります。
もし、薬以外の治療をしたい時には、直接クリニックに行く必要がある点は覚えておきましょう。
私が初めてオンライン診療をした際、医師と話す時間が短く、直接頭皮も見てもらえなかったので少し不安になりました。
このような不安を減らすためにも、オンライン診療をする際は、あらかじめAGA治療について調べ、ある程度AGAの知識をつけておくことを強くおすすめします。
自分のだいたいの進行具合を調べて、何の薬を服用するべきかは知っておいた方が良いでしょう。
もちろん、最終的には医師と共に治療法や薬を決めますが、あらかじめ自身でAGA治療の方針を決めておくとオンライン診療も安心して受けることができます。
AGAのオンライン診療の流れ
オンライン診療の流れも基本的には直接クリニックに行く場合と同じ流れになります。ただしいくつかオンライン診療ならではの注意点もあります。
① 予約
オンライン診療はほとんどのクリニックで予約制となっています。
公式サイトから予約できることが多いですが、専用アプリのダウンロードが必要になることもあるので、予約システムを確認してみましょう。
② 問診票の記入
予約が完了したら、診察を開始するまでに「WEB問診票」を記入します。
診察開始までならいつ記入しても良いので、自分の都合に合わせて記入しましょう。
クリニックによりますが、WEB問診票でどの薬を希望するかを記入する必要があることもあります。
最終的にどの薬を処方するかは医師と相談して決めますが、あらかじめ薬について自分でも調べておいた方が良いでしょう。
③ 診察・カウンセリング
診察はスマホやPCでビデオ通話をしながら行なうことが多いです。
クリニックによってビデオ通話の方法は違うので、あらかじめ自分のネット環境でビデオ通話ができるかを確認しておきましょう。
アプリのダウンロードが必要なこともあるので、診察時間前にビデオ通話ができる準備は済ませておきましょう。
④ 薬の発送
診察が終わったら、医師が処方してくれた薬が自宅まで発送されます。
最短で即日発送のこともあるので、どのタイミングで薬が発送されるかは確認しておきましょう。
また、AGA治療を長期的に続ける場合は薬は定期的に送られてきます。何ヶ月に1回なのか、発送のペースもチェックしておくと良いでしょう。
5. 気になるクリニックがあれば口コミを見てみよう
気になるクリニックがあれば口コミをチェックしてみましょう。
料金や治療法は公式サイトを見れば分かりますが、クリニックの雰囲気・カウンセリングの様子などの公式サイトでは分からない情報を知るためには、口コミを見るのが良いでしょう。
また、クリニックによってはオリジナルの薬や治療法もあり、そのようなオリジナルの治療はネットで調べるだけでは効果が分かりづらい場合もあるので、実際に治療した人の口コミを参考にするのも一つの手です。
同じAGA治療をしたとしても効果には個人差があります。「効果がない」という口コミがあっても鵜呑みにすることはなく、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。