医療ハイフ(HIFU)とは
ハイフ(HIFU)は、「高密度焦点式超音波」のことで、高密度の超音波エネルギーを肌に照射することで肌を引き締め、たるみを引き上げリフトアップ効果を期待できます。
たるみやシワは、紫外線や乾燥などの外からの影響に加え、年齢とともに皮膚のハリに必要なエラスチンやコラーゲンが減少していくことで目立つようになるといわれています。
ハイフは超音波による熱エネルギーを肌の奥まで届けることで、シワやたるみの原因に直接アプローチできる「切らない美容施術」です。機械によっては痩身効果が期待でき、全身の施術が可能な場合もあります。
基本的に美容クリニックでのハイフは「医療ハイフ」であることが多いですが、施術メニューに「ハイフ」としか書かれていない場合は「医療ハイフ」かどうか確認してから施術するのがおすすめです。
医療ハイフは施術後すぐに効果が出る?
医療ハイフは、施術の際にカートリッジを付け替えたり、照射方法を変えたりすることで、お悩みに合わせたアプローチができる施術方法です。
自分の悩みに合わせた機械や照射方法を選ぶことで、効果が持続しやすい施術をすることができます。
注入施術のように見た目がすぐ変わるわけではなく、時間をかけてゆっくり効果が表れるため、効果が自然で身体にも負担が少ない施術方法です。
ハイフ照射後の効果のピークは?
ハイフの照射後、数時間~数日後に効果が実感できる人もいますが、1~3ヶ月程度の時間をかけて肌内部にコラーゲンの生成がされるため、3ヶ月~1年で効果のピークが表れると言われています。
シワやたるみに対して即効性を求める場合は、糸リフトなどとハイフを併用すると効果を実感しやすいでしょう。
医療ハイフの機器の種類やショット数によっても効果の出方が違うので、自分のお悩みに合った機器を選ぶのがおすすめです。
クリニックによっては併用して受けると効果的な施術を教えてくれることもあるので、まずは無料カウンセリングで相談してみるのがおすすめです。
医療ハイフと、他の「切らないシワ・たるみ治療」の違いは?
シワやたるみにアプローチできる「切らない施術」はいくつかありますが、効果の出方やアプローチする部位など、施術によって違いがあります。
そのため、施術内容を比較して、効果やダウンタイムなどが最適な施術を選ぶのがおすすめです。
ハイフとサーマクール(高周波RF)の違い
医療ハイフは皮下組織の深い筋膜層を引き締めることができますが、サーマクールやサーマジェンは皮下組織の表面に近い層を引き締める施術です。
サーマクールも医療ハイフと同様にダウンタイムがほとんどなく、たるみ毛穴や肌の表面のゆるみ・キメを整えたい方におすすめです。
たるみ・もたつきの根本改善に医療ハイフ、顔全体の引き締めにはサーマクールがおすすめです。
ハイフと注入施術の違い
ほうれい線・眉間のシワ・バニーライン・ゴルゴ線など、解消したいシワがピンポイントで決まっている場合には、シワの特徴に合わせてヒアルロン酸注入やボトックス注射を検討すると効果を実感しやすいでしょう。
一般的に「表情に関係なくいつもあるシワ」にはヒアルロン酸の注入を、「表情筋が動くことでできるシワ」にはボトックス注射が適していると言われています。
医療ハイフは皮下組織の内側から引き締めて徐々にシワやたるみにアプローチする施術なので、即効性なら注入施術の方が実感しやすいですが、シワの根本原因の解決をしたいなら医療ハイフの方がおすすめです。
ハイフと糸リフトの違い
糸リフトは物理的に引き上げることができるため、即効性を感じることができます。ただし糸を挿入するため、医療ハイフやサーマクールと異なりダウンタイムがあります。
挿入した糸の周りには創傷効果でコラーゲン繊維ができ、引き上げた皮下組織を支えてくれるため、効果が長持ちするのも特長です。
糸リフトは、ほうれい線やフェイスラインのたるみなど、目立つシワ・たるみのお悩みに効果的な施術です。
ただし、目元のたるみや小ジワなど、細かい部位のお悩みには医療ハイフの方が合う場合もあります。
医療ハイフはシワとたるみの両方にアプローチできるので、予算や肌の状態に合わせてまずは施術してみるのもおすすめです。医療ハイフと他の治療を併用することでより効果が出る場合もあります。
医療ハイフと、他の「切らない小顔施術」の違いは?
「切らない小顔施術」は、大きく2種類に分けることができます。
- 顔のたるみの原因になる筋膜や筋肉にアプローチする施術
- 顔の皮下脂肪にアプローチし、脂肪を減らす施術
顔の筋肉のゆるみが原因で顔がたるみ広がって見えるのか、バッカルファットやメーラーファットを含め、頬やフェイスラインの脂肪で顔が大きく見えるのか、顔のタイプによって施術を選ぶことが大切です。
1. 筋膜や表情筋にアプローチする「切らない小顔施術」
■ 医療ハイフ
顔全体のたるみや小じわにアプローチできる施術で、筋膜を内側から引き締めてリフトアップ効果を得ることができます。
■ エラボトックス
エラの筋肉を萎縮させる施術です。エラのハリによって顔が広がって見える場合に、顔をすっきりさせることができます。
顔のたるみやシワに直接的にはアプローチすることは難しいため、それらが気になる場合は他の施術を併用してバランスよく小顔を目指すのがおすすめです。
■ 糸リフト
コグ(棘のようなもの)が付いた糸を挿入することで、物理的にフェイスラインをすっきりさせる施術です。
頬や口まわりのもたつきが気になっている人には効果を実感しやすい施術で、ほうれい線などの目立つシワにも効果的です。
2. 皮下脂肪にアプローチする「切らない小顔施術」
■ 医療ハイフ
「脂肪溶解」効果のあるリニアハイフで、たるみを引き締めながらフェイスラインやあご下の脂肪にアプローチすることができます。
■ 脂肪溶解注射
脂肪を溶解させる成分を注射します。
■ 脂肪吸引注射
気になる部位の少量の脂肪を極細針で抽出します。
■ 脂肪冷却
冷却することで脂肪細胞自体を破壊して排出します。
20代・30代でお顔の脂肪をたくさん脂肪を取りすぎると頬がこける原因になるリスクがあります。いきなり脂肪吸引などを行うよりは、切らない施術でたるみをひきしめながら小顔が目指せる医療ハイフはおすすめです。
年代に合わせて照射方法やカートリッジを変えてくれるクリニックもあるので、口コミや症例写真を見ながら安心して施術をおまかせできるクリニックを探しましょう。
医療ハイフとエステハイフの違いは?
一般的に、クリニックで行われる医師・医療従事者のみ施術可能なハイフを「医療ハイフ」、その他のエステサロンなどで行われるハイフを「エステハイフ」と言います。
医療ハイフは「高密度焦点式超音波」という型式のハイフ(HIFU)ですが、エステハイフは「蓄熱式超音波」という型式のハイフが多く、医療用ハイフよりパワーが弱いと言われています。
ハイフはパワーの出力が高ければ高いほど皮膚組織に影響を及ぼすため、医療ハイフの方が効果を実感しやすいでしょう。
また、医療従事者は身体の知識が豊富なため、太い血管や骨の部分などあてられない箇所を避けて当ててくれるので安心です。
エステハイフは受けない方がいい?
「エステハイフ」は低価格で手軽に受けられるイメージがあり、サブスクの「セルフハイフ」などが受けられる店舗もありますが、エステハイフは安全性や効果の面では注意が必要です。
エステハイフは医療従事者や医師以外の人でも施術できるため、神経麻痺や火傷などの施術事故が起きてしまうケースも多く報告されています。
また、ハイフ自体のパワーやショット数も医療ハイフよりは弱く、効果が出にくいため長期間施術を続けるようおすすめされるエステサロンもあります。
価格で比較するよりも、効果の高さや安全性で施術を決めるのがおすすめです。
自分の悩みに合わせたハイフの機器を選択すれば効果も実感しやすくなります。長い目で見ると、医療ハイフの方が安全で効果が高いと言えるでしょう。
医療ハイフのメリット・デメリット
医療ハイフのメリット
- 切らない施術なので、ダウンタイムがほとんどない
- 肌へのダメージが少ない
- 目の周りの小じわなど、顔全体のしわや小顔にアプローチできる
- 機器によってはボディの部分痩せも可能
- 肌質改善や毛穴の引き締めができる
- たるみ・しわの予防対策にもなる
医療ハイフのデメリット
- 赤みや腫れが起きる場合がある
- 治療後は炎症や肌トラブルが起きやすくなる場合がある
- 妊娠中や授乳中は施術不可
- 効果が薄くなってくるため定期的に受ける必要がある
- 太い神経や血管・骨などに配慮して照射できない部位がある
医療ハイフは肌の治療なので「フォトフェイシャル」のようなイメージがある方も多いようですが、「超音波」を肌の内部にあてる施術のため、妊娠中や授乳中などは施術することができません。
骨や肌内部に超音波が響く感覚があるため、医療ハイフの施術は苦手な人もいるので、まずは1度施術を受けてから継続するか考えてもいいかもしれません。
失敗しないために!医療ハイフを行なうクリニックの選び方 5つのポイント
医療ハイフは照射方法や機器の選び方によって効果の出方が変わるため、自分の悩みに合わせた施術ができるクリニックを選ぶ必要があります。
そこで、クリニックを選ぶ際にチェックしたいポイントを5つ紹介します。
1. まずは悩みに合わせて医療ハイフの照射方法を決めよう
医療ハイフには、「ドットハイフ」と「リニアハイフ」の2種類があります。1台の機械で「ドットモード」「リニアモード」と切り替えが可能です。
ドットハイフは肌の引き締め、リニアハイフは顔痩せやボディの痩身が主な効果です。
① ドットハイフ
熱エネルギーを「点状」に照射する方法で、一般的に「ハイフ」と言えばドットハイフを指すことが多いです。主に、肌の引き締めに効果的です。目元のたるみや顔全体のシワなど、細かな部位まで照射可能となっていますが、即効性はあまりなく大きな変化は出にくいです。
ドットハイフは、目的に合わせてカートリッジを付け替えることで、熱エネルギーが届く層をコントロールできます。
顔のリフトアップや引き締めが目的の場合、1.5mm~4.5mmのカートリッジを使用します。通常、フェイスカートリッジで使用するのはSMAS層(筋膜層)に届く4.5mmまでで、それ以上の深さまでハイフ施術をすることはありません。
1.5~2mmなどの浅い層ではシワやハリツヤの改善、3mmでほうれい線やフェイスラインのもたつきの改善、4.5mmになるとリフトアップなどの効果が期待できます。
ボディの施術では、皮下脂肪の層などが顔より厚いため、8mmや13mmなどのカートリッジで施術を行います。
ドットモードのフェイスカートリッジの中でも、1.5mm~2mmのカートリッジを使って、皮膚の浅い部分に熱を加える施術を「ハイフシャワー」と言います。
軽度のたるみやシワに加え、肌にハリ・ツヤを与えて毛穴を引き締める効果もあります。定期的に受けることでアンチエイジング対策や美肌作りになる施術です。
② リニアハイフ
熱エネルギーを「線状」に照射する方法で、主に脂肪細胞にアプローチするのに効果的です。
線状に照射することで、広範囲の脂肪溶解効果を期待でき、脂肪溶解注射や脂肪吸引をせずに痩身効果を期待できます。
ダウンタイムがほとんどないため、切らずにフェイスラインをすっきりさせたい時や、顔やせを手軽にしたい方におすすめの施術です。
4.5mm・6.0mmのカートリッジがあり、フェイスラインだけでなくボディの痩身効果も期待できます。
リニアハイフは主に脂肪溶解のためにあてる場合が多く、パワーが強いです。そのため、顔全体や細かいパーツには使用せずに、フェイスラインにのみ限定しているクリニックも多いです。
また骨や神経を避けながらあてていくため、エラが張っているなど、施術したいパーツによっては医療ハイフよりボトックス注射などを勧められる場合もあります。
2. クリニックで扱っているハイフ機器の種類を確認しよう
美容クリニックによって扱っているハイフの機器や照射方法は様々で、ショット数や価格設定も異なります。自分のお悩みに合ったハイフの施術ができるかどうか、比較してからクリニックを決めるのがおすすめです。
(横スクロールで詳細を確認できます➡)
医療ハイフ① 肌質改善と脂肪溶解の良いとこ取りをしたいなら「ウルトラセルQプラス」「ウルトラセルZi」
「ウルトラセルQプラス」「ウルトラセルZi」は多くのクリニックで施術できる医療ハイフの機器で、4種類のカートリッジを使って皮膚の浅い真皮層から筋膜のSMAS層までしっかりアプローチできます。
たるみケア、肌質改善のハイフシャワーから脂肪溶解のリニアハイフまで対応できるのが魅力です。
韓国MFDAの認証やヨーロッパCEマークを取得しており、均一に照射ができて、痛みを抑えて施術できるため安心です。300ショットを8分で照射できるため施術の時間も短縮することができます。
脂肪溶解が可能なリニアモードのカートリッジも使用できるため、「たるみはあまり気にならないけれど小顔にしたい」という20代から30代の年代の方にも人気の医療のハイフです。
年齢や肌の状態によっては、SMAS層までしっかり届く照射方法よりもハイフシャワーを何回か施術する方が効果的な場合も。カウンセリングで選択肢をいくつか提案してくれるクリニックがおすすめです。
医療ハイフ② 痛みが少なく、目元のケアから年齢肌のケアまでできる「ソノクイーン」
ソノクイーンは目元のたるみや小じわのケアができるので、「アイシャドウハイフ」とも言われています。眉下などの皮膚の薄い所にも施術することができ、エイジングケアができます。
3種類のカートリッジがあり、肌の状態や気になる悩みに合わせてアプローチの方法を調整することができます。
従来の医療ハイフと比べて、ソノクイーンは施術中の痛みがより少ない医療ハイフで、照射後の腫れ・赤みなどのダウンタイムもほとんどないのが特長です。痛みに弱い人でも施術しやすく、細かい部位に照射ができるためとても人気です。
ソノクイーンは、3種類のカートリッジを使い分けて、気になる部位のたるみやシワの原因に働きかけることが可能です。目元は特に照射に注意が必要な部位のため、クリニックや医師の口コミを見て、照射を安心してお任せできるクリニックを選びましょう。
医療ハイフ③ エコー画像を見ながら、たるみの原因にハイパワーでアプローチする「ウルセラ」
ハイフマシンの元祖とも言われているウルセラは、米国の会社が開発したもので、米国のFDA(日本の厚生労働省のような機関)が認証している医療ハイフです。
モニター画面を見ながら、お悩みに合わせたカートリッジで照射していきます。パワーが強く、新機種よりは痛みを感じる場合もあるものの、効果が長持ちしやすいという口コミもあります。
実際に新機種は効果の持続期間が3ヶ月~半年程度の機器が多い中、ウルセラは半年~1年程度と言われています(個人差あり)。
ウルセラはしっかり効果を感じたい方向けの医療ハイフです。パワーが強い分、施術中の痛みも感じやすい場合もあるため、痛みが苦手な場合はオプションで麻酔クリームなどを付けてもらうことも検討しましょう。
ハイフの痛み対策の麻酔は、クリニックによっては麻酔クリームではなく点滴麻酔(静脈麻酔)を使えることもあります。絶対に痛みを感じたくない場合は点滴麻酔を選択してみてもいいかもしれません。
医療ハイフ④ 小顔やボディの痩身効果も選べる「ダブロ/ダブロS+/ダブロゴールド」
ダブロは、多くのクリニックで扱われているスタンダードな韓国製ハイフ機器で、顔の引き締めや小顔効果・美肌効果・ボディの引き締め効果など、一台で何役もこなします。
パワーや照射スピードと、痛みや効果のバランスがよく、他の美容医療と一緒に施術する場合にも選びやすいハイフです。
点状(ドット状)の照射が均一に近く、超音波を広範囲照射してエネルギーを分散させるため、ウルセラなどの医療ハイフと比べて痛みを感じにくいと言われています。
3種類のカートリッジだけでなく出力も一人一人の肌の状態や希望の仕上がりに合わせて調整することができます。
また、タブロは新モデルとして、「ダブロS+(エスプラス)」「ダブロゴールド」があります。
■ ダブロの次世代モデル! ダブロS+(エスプラス)って?
ダブロの次世代モデルで、照射スピードや均一照射がより改良されました。
65度以上の温度上昇でSMAS層までしっかり照射することで、たるみ改善や美肌・ハリツヤ効果アップを期待できる医療ハイフです。
■ ボディにもおすすめ!最新モデル・ダブロゴールド
ダブロの最新モデルで、これまでのモデルより2倍近く照射スピードがアップしました。
ボディ用カートリッジがあるため、二の腕や脚・お腹の引き締めにも効果的で、脂肪溶解や痩身効果が欲しい方にもおすすめの医療ハイフです。
クリニックによって同じダブロでもモデルが異なる場合があるため、ハイフ機器の種類を公式サイトや無料カウンセリングで確認して、自分の希望と合うクリニックを選ぶのがおすすめです。
ダブロは照射のスピード・パワーが均一で、パワー出力も一人一人に合わせて調整できます。部位に合わせて照射できるため、ダウンタイムが軽めですむのが特長です。
もちろん施術者の技術も大切なので、クリニックの口コミを見て上手な医師や看護師さんに施術してもらえるクリニックを選びましょう。
医療ハイフ⑤ 1回の照射で広範囲に効果が広がる「第3世代タイタン(Tightan)」
第3世代タイタンは、その名の通り「タイタン」の第3世代モデルで、施術時間が短く、痛みも少ないため人気の医療ハイフです。業界最速といわれている1ショット1.5秒で照射をすることができるのが特長です。
点状(ドット)で照射されますが、他のハイフマシンと異なり第3世代タイタンは放射状に熱が広がるため、周囲の組織へのダメージを抑えながら広範囲で効果を感じることができます。肌の表面から筋膜のSMAS層まで美肌効果を期待でき、施術直後から変化を感じやすいとされています。
1.5mmカートリッジがあるため、目の周りの細かいシワやたるみにもアプローチすることが可能です。
第3世代タイタンは、カートリッジを付け替えることで肌の気になる部位やお悩みにアプローチできます。
目の周りなどの細かい部位に照射でき、広範囲で効果を感じられる照射方法なので、顔の中の小さいパーツのケアをしたい方におすすめです。
医療ハイフ⑥ 目のたるみにもハイフシャワーができる「ウルトラフォーマーⅢ/ウルトラフォーマーMPT」
■ ウルトラフォーマーⅢ
ウルトラフォーマー3は韓国製の医療ハイフで、別名「シュリンク」とも呼ばれています。7種類のカートリッジがあり、目元周りなどの細かなシワ・たるみ改善も、ボディの痩身や引き締めの施術もできるハイフマシンです。
これまでの医療ハイフにはなかった「ハイフシャワー」や「ハイフアイシャワー」を行うことができる2.0mmカートリッジがあり、たるみの引き締めだけでなく肌のハリツヤを整える美肌効果もあります。
またSMAS層までしっかり照射ができ、照射温度も高いためコラーゲンを増加を促進し即効性も期待できます。
■ ウルトラフォーマーMPT
ウルトラフォーマーMPTは、ウルトラフォーマー3の進化版で、「白玉ハイフ」とも言われています。
ウルトラフォーマー3の機能に加えて、ペンシル型のカートリッジでハイフ照射とともに美容成分の導入ができる「ハイフブースター」機能があります。
ハイフを照射する際に塗るジェルを「ヒアルロン酸」「ペプチド」「グルタチオン」「ナイアシンアミド」「PDRN(ポリデオキシヌクレオチド)」などの美容成分が含まれているジェルにすることで、美容成分の導入をしながらハイフの施術ができます。
シワ・たるみのケアとシミ・そばかす・くすみのケアを同時にすることができ、ハリツヤのある健康的な肌に導きます。
「ハイフシャワー」はウルトラフォーマーで施術するのがおすすめ
ウルトラフォーマーⅢの1.5mmや2mmのカートリッジのみを使用した施術を「ハイフシャワー」と言います。
クリニックによっては、「ハイフシャワー」と謳っていても、実は肌の浅い層に照射する1.5mmカートリッジなどを使っているだけで、ハイフ機器は「ウルトラフォーマー3」や「ウルトラフォーマーMPT」ではない場合もあります。
ハイフシャワーをやりたい場合は、何の機器を使っているのかを確認しておきましょう。
3. 医療ハイフは部位ごとのショット数を比較しよう
医療ハイフのメニューには、機器の種類の他に「ショット数」という表記があります。「ショット数」とは照射数のことで、1回の照射を1ショットと数え、部位に応じて効果が出やすいショット数の目安があります。
肌の状態やこれまでの施術の履歴によっても異なりますが、ショット数を参考にすることで、より自分に合ったクリニックが探しやすくなります。
ショット数は多ければ多いほど効果がある?
ショット数が多ければ効果があるように見えがちですが、医療ハイフのカートリッジの大きさや照射する部位によって設定されているショット数は異なります。
クリニックで扱っているハイフがペン型カートリッジで照射するハイフ機器の場合、1ショットで照射できる範囲が小さいため、顔全体のショット数が4000~5000ショット程度になる場合があります。クリニックをハイフのショット数で比較する時には、部位ごと、マシンごとに比較するといいでしょう。
また、照射したい部位の状態によっては、表記してあるショット数より少ない回数しか照射できない場合もあるので、無料カウンセリングで肌の状態を見てもらって比較しましょう。
ハイフのショット数のイメージができない場合は、口コミや症例を見てどれぐらいのショット数のメニューを受ければいいか確認してみましょう。
ショット数が多いと、痛みが増幅されて強くなる場合があります。痛みに弱い人はその点も考慮すると良いでしょう。
4. 無理なく続けられる? クリニックの料金体系をチェックしよう
医療ハイフは、1回あたりの金額が比較的高価です。定期的に施術すると効果が持続しやすい施術なので、無理なく払い続けられるクリニックで医療ハイフを受けるのがおすすめです。
医療ハイフの効果と1回あたりの料金でクリニックを比較しよう
医療ハイフは初回が低価格でも、効果の持続期間や1ショットの価格で考えると割高になってしまうこともあります。
照射方法を変えたり、ハイフ機器の効果を試してみたりしたい時には初回キャンペーンなどを利用するとお得に受けられますが、定期的に効果を実感するためにはクリニックが推奨する期間ごとに受ける必要があるため、長い目でみてコスパのいいクリニックを選びましょう。
1ショットあたりの価格と効果のバランスが良いかどうかは、口コミや症例を比較して決めると決めやすいでしょう。
都度払いやサブスク、セットプランも。どれぐらい続けたいかで決めよう
医療ハイフの支払い方法はクリニックによって異なりますが、以下のような支払い方法が多いです。
■ 医療ハイフの都度払い
医療ハイフはエステハイフと違い、都度払いで1回ごとに施術料金を払うクリニックが多いのが特徴です。
ハイフは照射した3か月後ぐらいが効果のピークになると言われており、施術の効果がしっかりでるため、短い間隔で何回も医療ハイフを当てることはあまりないためです。
まずは都度払いをおすすめしますが、何度か医療ハイフの施術をしたことがある人や、とにかくコスパ重視で施術したい人は、サブスクプランやセットプランも検討しましょう。
■ 医療ハイフのサブスクプラン
サブスクとは、毎月などの一定期間に定額料金を払うことでサービスを受けられるシステムです。サブスクプランは、毎月同じ部位に医療ハイフを受けるのではなく、他の部位にハイフを照射したり、他の施術の組み合わせを選ぶことができる場合もあります。
内容はクリニックごとに比較するのがおすすめです。
■ 医療ハイフのセットプラン
セットプランは効果的な照射方法がセットになっていて、コスパも効果の出やすさも重視したい人にはおすすめです。
ただし、有効期限があるクリニックが多いため、きちんと期間内に通いきれるかを確認しましょう。
地方の個人クリニックの場合、契約期間が短かったり、引っ越ししたりすると施術が受けられなくなる場合があります。今後引っ越しなどで通えなくなりそうな場合は、全国展開しているクリニックでプランやコースの契約をするのがおすすめです。
診察費用などの追加料金や、オプション料金がないか確認しよう
医療ハイフはクリニックでしか受けられないため、クリニックでの初診料や肌診断(VISIAなど)などが別料金になっている場合があります。
また、麻酔はオプション料金になっていることが多く、麻酔の種類によってクリニックごとに料金が異なるため事前に確認が必要です。契約時に総額の見積もりをきちんとしてくれるクリニックだと安心でしょう。
医療ハイフは、機器によって痛みの強さが異なる場合が多く、個人差もあるため、まずは一度照射をしてみてどのクリニックで継続するか検討するのがおすすめです。
最新のハイフ機器は効果の出方と痛みのバランスが良くなっています。最新のハイフ機器は料金自体は高めでも、麻酔代がかからないので総額で見るとコスパが良い場合もあります。
ハイフをモニター価格で受けられるクリニックがないか探してみよう
医療ハイフは1回の施術料金が比較的高めのクリニックが多く、自分に合う照射方法や、自分に合うハイフの機器を選ぶのが難しいと感じる方も多いようです。
最新の医療ハイフをお試ししたい場合や、クリニックの比較をしたい場合には、モニター価格で医療ハイフが受けられるクリニックで照射するのがおすすめです。
特に大手のクリニックであれば、症例写真としてホームページに掲載されるなどの条件があるだけで、モニターでも通常の場合とほとんど同じ施術を受けることができるクリニックが多いようです。
モニター価格で施術する場合にも、総額でどれぐらいかかるのか、麻酔や初診料などはかかるのか、保証はあるのかなどを比較してから施術するようにしましょう。
安易に安いからといってクリニックを決めてしまい、後から追加料金などがかかってしまうケースもあるため、カウンセリングでしっかり確認しておくと安心です。
5. カウンセリングで自分に合った施術を見つけよう
医療ハイフが自分に合ってるかどうか不安があったり、その機械が良いかわからなかったりする場合には、まずは無料カウンセリングで自分の肌やお悩みに合うかどうかアドバイスをもらいましょう。
同じ医療ハイフでも、機器や照射方法・ショット数によって効果の出方や持ちも異なるため、いくつか選択肢があって比較できるクリニックがおすすめです。
最終的に高額になることも… アップセルに要注意!
クリニックのカウンセラーや医師が、自分が受けたい施術よりも高価な施術を勧めてくることを一般的に「アップセル」と言います。肌質に合う施術のアドバイスやコスパのいい施術法の提案だけでなく、ちょっとプレッシャーをかけられているな、自由に施術を選びづらいな、と感じたら要注意です。
施術料金を払ってしまう前に、いくつかクリニックを比較して、より自分に合うクリニックを見つけるようにするのがおすすめです。
ダウンタイム・費用・施術の回数や頻度といった気になる点も、口コミや症例写真で比較してみてわからない点はカウンセリングで直接聞いてみましょう。
無料カウンセリングの段階で、クリニックの雰囲気や医師が合うかどうか確認するのも重要なポイントです。